ストウブ無水調理が可能な万能鍋です。無水調理とは、水を加えない、もしくは少量の水で調理する方法です。水に溶けだしてしまう栄養素や、うま味成分の損失が少ないため、味が凝縮して美味しい料理を作ることができます。今回は、ストウブに適した料理の1つ「ハヤシライス」を無水調理していきたいと思います。
なぜ無水調理が可能なの？
数あるお鍋の中で、無水調理が可能なお鍋は多くありません。その秘密は、フタの裏に付いているピコもしくはシステラと呼ばれる突起です。この突起が素材から出る蒸気を再び水滴化（アロマレイン）し、無水調理を可能としています。
最近、「バーミキュラ」が無水調理が可能なお鍋を販売していますが、元祖無水調理鍋はストウブです。またバーミキュラが日本製に対して、ストウブはフランス製。フランスといえば鍋料理の本場であり、歴史が長い国。ストウブとよく比較される「ルクルーゼ」もフランス製です。一度買ったら”一生もの”とも言われるお鍋、私はフランス製をおすすめします。
なお、ルクルーゼでは無水調理できませんので、ご注意ください。
使用するストウブは「ラ・ココット de ゴハン」
今回のStaub（ストウブ）は、｢ラ・ココット de ゴハン｣Mサイズを使用していきます。
色はロイヤルブルーです。フランスの地中海をイメージしたような色でとても気に入っています。
なお、今回使用するお鍋「ラ・ココット de ゴハン」はごはんを炊くために作られたお鍋です。「ごはん用のお鍋を使うの？」と思われるかもしれませんが、このサイズが煮物や汁物を作るときにとても便利なんです。もちろん、ごはん以外にも使えます。
なお、このサイズはカレーやハヤシライスであれば、4人前までなら問題無いサイズです。肉じゃがを作るときも、このサイズの使い勝手が良いため頻繁に使用してしまいます。
ハヤシライスを作ろう！
材料は以下です。ハヤシライスは材料が少なくて簡単ですよね。
（1）玉ねぎ：1玉
（2）牛肉：お好み
（3）マッシュルーム：お好み
（4）カットトマト：1缶
（5）ハヤシライスルー：4人前
（6）油：少々
※材料は目安としてお読み取り下さい。
なおトマトは、フレッシュトマトの方が断然おいしく作れます。フレッシュトマトを使う場合は，3個くらいを目安に湯むきして使用してください。
水は絶対に入れないで
当たり前ですが、無水調理なので水は絶対に入れないでください。また重要なポイントですが、水分が出る野菜を入れる必要があります。無水調理と言っても、水を加えないだけで野菜の水分を利用する調理方法です。ハヤシライスの場合、トマトや玉ねぎが水分を含んだ野菜です。
★作り方
普通のハヤシライスの作り方とほとんど同じです。但し、火の入れ方に注意が必要です。
（1）油を敷いてストウブに材料を入れる
（2）中火にしてフタをする
（3）沸騰して、弱火で15分
（4）火を消して余熱調理
（5）食べる前に再加熱し、ルーを入れる
（6）完成！
(1)油を敷いて、ストウブに材料を入れる
焦げ付き防止のため、少量の油を敷いた後にストウブへ材料を入れます。材料は、玉ねぎ→牛肉→マッシュルーム→ホールトマトの順で入れます。
（2）中火にしてフタをする
火を中火にしてフタをします。調理中はフタを開けないようにします。我が家はIHですが、ガスでも同じです。
フタを開けてしまったら…、残念ですが水を加えて普通のハヤシライスです。
（3）沸騰して、フタの周りから湯気が出てきたら弱火で15分
ここが最初はわかりづらいかもしれません。湯気がモクモク出始めたら弱火の合図です。15分タイマーをセットしてください。
中火の時間が長いと焦げ付いてしまいます。なお、まだフタを開けてはいけません。
（4）火を消して余熱調理
15分経過したら、火を消して余熱で調理します。余熱時間は15分程度。余熱が終わったらフタを開けてOKです。
水を加えていないのに、水分が結構出ています。
かき混ぜると、ハヤシライスっぽくなってきます。水を加えていないのに不思議ですよね。
（5）食べる前に再加熱し、ハヤシライスルーを入れる
食べる前に再加熱して、ハヤシライスルーを入れます。
（6）完成！
完成です！少し水分が足りないと感じる方もいるかもしれませんが、コレが無水ハヤシライス。うまみが凝縮して美味しさバツグンのハヤシライスです。
ちなみにゴハンは、雑穀米を少々加えています。喫茶店で食べるような、おいしいハヤシライスですよー！
まとめ
いかがでしたか？万能調理鍋「ストウブ」を使うことで、普段のハヤシライスが格段にレベルアップします。カレーライスも同様に作れますよー！是非試してみて下さい♪
無水ハヤシライス 終わります。
