今回は千葉の名物「落花生」のおつまみを紹介します。
「落花生」は「ピーナッツ」とも呼ばれます。殻に入った乾燥した豆を想像する人が多いのではないでしょうか。
今回紹介するのは「生落花生」といって、収穫してすぐの落花生を塩ゆでしたおつまみになります。
通常の「落花生」は、収穫後に天日干しして乾燥させるため、食感のあるナッツのように香ばしい豆ですが、「生落花生」はホクホクして蒸かしたお芋のような食感で、やみつきになりますよ!
生落花生はどこで買えるの?
「生落花生の塩ゆで」は収穫してすぐの落花生を調理しないと、”えぐ味”が出て美味しくありません。
なぜなら、
落花生は収穫後すぐに酸化が進んでしまうためです。
そのため、収穫後5日以内の落花生を使用する必要があります。
落花生の収穫時期は秋なので、「生落花生の塩ゆで」は秋しか食べられない貴重なおつまみなのです。
秋限定になりますが、楽天市場などのショップサイトで販売しています。
また、落花生農家のホームページなどからも産地直送で購入可能です。
なお、落花生の生産量が多い千葉県など、一部の地域で生落花生がスーパーで販売されているケースもありますが、ほとんどの地域で生落花生が販売されることはまずありません。
インターネットでの購入をおすすめします。
ちなみに私は、家庭菜園が趣味の両親が育ててくれた生落花生をもらいました。
自分で落花生を育てるのもよいかもしれません。
ちなみに生落花生には「おおまさり」という品種の落花生が向いています。「おおまさり」は実が大きくて柔らかく、甘みがあるのが特徴です。
生落花生の塩ゆでレシピ
ここからは、生落花生の塩ゆでの作り方を紹介していきます。
塩水でゆでるだけなので簡単ですが、ポイントを絞って紹介します。
・生落花生
・塩
・圧力鍋
(持っていない人は普通の鍋でもOK!)
1.生落花生を洗う
生落花生を洗っていきます。収穫してすぐの落花生は土が付着していますので、綺麗に洗っていきます。
私の落花生は、両親が趣味で育てた無農薬の落花生なので、虫食い・変色・成熟していないものが含まれております。
そのため、この段階で落花生の状態を確認して、食べられないものは取り除きます。
2.落花生を圧力鍋に移して塩水を作る
綺麗に洗った落花生を圧力鍋に移します。
そして、落花生が水に浸かるくらい水を入れた後、塩を入れていきます。
塩は海水と同じ3~4%の塩分濃度と言われています。
目分量で塩を入れる場合、海水と同じくらいの塩味になるように塩を投入していきます。
落花生の殻の中まで塩分を浸透させる必要があるため、感覚的には「入れすぎかなー」と感じるくらいがちょうどいいです。
3.火にかけて塩ゆでする
次に圧力鍋に蓋をして、火にかけます。
火にかける時間は圧力鍋の場合、7~10分程度です。
火にかけすぎると、柔らかくなりホクホク感がなくなってしまいますので、注意が必要です。
なお、普通の鍋でゆでる場合は、25~30分程度ゆでて下さい。
普通の鍋だと時間がかかりますが、落花生のゆで具合を確認しながらゆでることができますので確実です。
4.冷めるまで待ち、水気を切る
落花生がゆで上がったら、そのまま冷めるまで待ちます。
冷める間にも殻の内部に塩味が浸透します。
流水で冷やしたくなりますが、大事な工程ですのでゆっくり待ちましょう。
しっかり冷めたら、ザルにあげて完成です。
大人も子供も大好きなおつまみ
出来上がってすぐの生落花生はとても美味しいです。
殻は中央から縦にパカッと空けるように割ります。長期保存できないので、なるべく早く食べます。
殻は黒くていびつな形でも、中身は白くてきれいな実が入っています。
たまに中身が小ぶりのハズレもありますが、これはこれで実が柔らかくて美味しいです。
ちなみに、殻は小学生の子供でも簡単に割ることができます。ゆでているので、殻はとても柔らかくなっています。
子供は中から大きな実が出てくると、喜んで嬉しそうに食べています。
一度食べ始めたら止まりません。
ちなみに今回作った落花生は、両親の家庭菜園で育てた落花生なので、中には出来が悪いのがありました。
しっかり確認すれば誤って食べることはありませんので、問題ありませんし、市販品はこのようなことはないと思いますのでご安心を。
まとめ
生落花生は秋の収穫時期しか食べられない貴重なおつまみ!塩加減が効いていてビールのお供として最高です。
生落花生はスーパーに売っていることがほとんどないため、食べる機会は少ないかもしれませんが、生落花生を手に入れたら是非試してみて下さい。おすすめです!