スネヲキャンプ

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耐火レンガを積むだけ!DIYで簡単にできるピザ窯を庭に作ろう!

耐火レンガを積むだけ!DIYで簡単にできるピザ窯を庭に作ろう!
スネヲ
DIY大好き!スネヲです。

今回は、耐火レンガを積むだけで簡単に完成するピザ窯の作り方
を紹介します。材料が揃っていれば約30分で作ることができますよ!

準備する材料

今回、作成するピザ窯はホームセンター「カインズ」がオススメする「耐火レンガを積むだけの簡単ピザ窯」です。
材料は全て、カインズで購入することができます。DIY用品がなんでも揃うカインズは我が家の行き付けです。
余談ですが、カインズは数あるホームセンターの中で売り上げNo.1なんですよ。

【材料】
・重量ブロック:8個もしくは16個
(土台用、高さを高くする場合は16個)
・耐火レンガ:100個
※もしくは耐火レンガ96個と
耐火レンガハーフ(耐火レンガを半分にしたもの)7個
・鉄アングル:8本
・レンガタガネとハンマー
(耐火レンガを半分にカットする工具)
※卓上丸ノコ、グラインダーでもOK


耐火レンガの購入はホームセンターがオススメ

ホームセンターなら運搬用の軽トラックを借りて、その日のうちに運ぶことができますし、いつでも思い立ったときにすぐにピザ窯を作成することができます。なお、普通のレンガを取り扱っているホームセンターはたくさんありますが、耐火レンガを取り扱っているホームセンターはなかなか少ないので、注意が必要です。
家の近くにホームセンターが無い方は、インターネットの通販サイトからも購入できますのでご安心を。

但し、レンガは簡単に欠けたり割れたりしますので、良いレンガを選びたい方は、やっぱりホームセンターがオススメです。

私が購入したときは、欠けているレンガが結構多く、選別に苦労しました。割れや欠けの無いレンガを選びましょう!

普通のレンガではダメなの?

元々レンガは耐火性が高く、耐火仕様ではない普通のレンガでもピザ窯を作ることができます。但し、レンガによっては脆かったり、高温になると火の粉が出るものがあります。窯の内部の温度は400~500℃に達するため、急激な温度変化に強い”耐火レンガ”として販売されているものが安心です。

ピザ窯の作り方

さっそく、ピザ窯を作っていきます。作り方の概要は以下です。

(1)ピザ窯を設置する場所を決める
(2)基礎となる地面を踏み固める
(3)土台を設置する
(4)ピザ窯を組み立てる
それでは作っていきましょう!

(1)ピザ窯を設置する場所を決める

ピザ窯は火を使いますので、煙が出ます。
風向きによっては、ご近所へ煙が漂ってしまうことがあるため、風下に何もない場所へ設置する必要があります。
また、風が強い日は火の粉が飛んでしまうことがありますので、周囲に燃えやすいものが無い場所を選びましょう。
ちなみにピザ窯の出来上がりサイズは以下です。場所を確保する際の参考にして下さい。

【ピザ窯のサイズ(ご参考)】
・土台:約76cm(幅) × 約79.6cm(奥行) × 約12cm(高さ)
※ 重量ブロック1段の場合・ピザ窯:約69cm(幅) × 約69cm(奥行) × 約58.5cm(高さ)

(2)基礎となる地面を踏み固める

ピザ窯を設置する場所を決めたら、そこの地面が水平になるように転圧します。

転圧機があればよいのですが、普通の家庭では無いため、足踏みで踏み固めます。

なお、今回作るピザ窯は何度も組み立て直すことができるため、後からでも設置位置を変えることができますが、面倒なので一度組み立てたら、移動させることはまず無いと思います。転圧しないと地面が傾いてピザ窯の水平が保てなくなりますので、必ず実施してください。

(3)土台を設置する

転圧が終わったら、ピザ窯の基礎となる重量ブロックを並べていきます。

ブロックは、サイドの部分が真っ直ぐになっているコーナーブロックと、横に並べるための基本ブロックがあります。
値段はほとんど同じなので、見た目が綺麗なコーナーブロックをおすすめします。

重量ブロックを設置する際、水平器などを使って、しっかり水平に設置できているかを確認水平に設置できているかを確認してください。
ここがズレていると、ピザ窯自体の水平が保てず、ガタガタになってしまいます。

私の場合、ピザ窯を少し高くした方が作業しやすいと思い、重量ブロックを2段にしました。

下段で薪を燃やす際、少し高い位置で作業を行える方が負担がなく、良いと思います。

 

(4)ピザ窯を組み立てる

組み立てるといっても、ブロックを積んでいくだけの単純作業です。私は、小学生の子供に手伝ってもらいながら組み立てました。ピザ窯に火を入れたとき効率よく燃焼させるために、レンガは隙間なく綺麗に積んでいくのが上手くいくコツです。

【1段目】

1段目は、以下の写真のように並べます。

この時点で、レンガとレンガの間に隙間ができたり、高さがズレている場合、土台のブロックが水平ではない可能性があります。組み立ててからでは調整が面倒なので、この時点で水平が取れない場合は、土台のブロックからやり直してください。

【2段目】

2段目は、以下の写真のように並べます。

外側を囲うように並べます。2段目は簡単ですね!

【3段目】

3段目は、以下の写真のように並べます。

3段目はハーフレンガを2つ使用するため、とても厄介です。なぜなら、ハーフレンガは販売されておらず、自分で切断する必要があるためです。
なお、カインズなどのホームセンターは、購入した木材や金属を切断してくれますが、レンガは切断してくれません。そのため、自分で切断する必要があります。

私は、卓上の丸ノコを持っていたため、ガリガリッと簡単にカットすることができました。サンダーなどの電動工具でも簡単にカットすることができます。

しかし、ほとんどの方は、このような電動工具を持っていないと思います。
でも大丈夫!レンガタガネという工具を使用すると、電動工具が無くても簡単、かつ安全に切断することができます。

レンガタガネを使う場合、切断したい箇所にタガネを縦に立てて置いて、ハンマーでガンガン叩き割ります。価格は数百円と安く購入することができます。
ただし、タガネの立て方が悪かったり、力の入れ具合によっては失敗する可能性もありますので、個人的には卓上丸ノコのような電動工具をおすすめします。卓上丸ノコはそこまで高くありませんし、レンガだけでなく木材や金属の切断が簡単に行えます。しかも真っ直ぐに切れますので、DIYを趣味にされている方は、絶対持っていた方が良いです。

【4段目】

4段目は、以下の写真のように並べます。

後ろ側に空気の通り穴となるように、ハーフレンガを配置します。

【5段目】

5段目は、窯の下段と上段の仕切りの部分になりますので、鉄アングルを以下のように並べます。

私は、余っていた鋼材があったので、流用して使う形にしました。長さが中途半端ですが、実際は窯の横幅(レンガの長い方の寸法×3倍)に合わせて準備して下さい。

また、以下の写真のように、鉄アングルがレンガを支える支柱になりますので、強度のある鉄アングルを購入して下さい。

最終的には、以下の写真のようにレンガを配置します。

奥側に上段と下段の通気口を作る形です。下からの熱気がここを通り、全面から出ていく構造です。
ひとまずこれで、下段が完成です。

【6段目】

6段目は、以下の写真のように並べます。

6段目も外枠を囲うようにレンガを配置しますが、ここでもハーフレンガを2つ使用します。

【7段目】

7段目は、以下の写真のように並べます。

7段目は、2段目と同じで外枠を囲うようにレンガを配置します。ハーフレンガは使用しません。

【8段目】

8段目は、以下の写真のように並べます。

8段目は、6段目と同じで外側を囲うようにレンガを配置します。ハーフレンガを2つ使用します。

【9段目】

9段目は、天面になります。鉄アングルを下に並べて、レンガを配置していきます。

最終的に、以下の写真のように配置すれば完成です。

ピザ窯の内部は結構広く、ピザはもちろん、大きなダッチオーブンもスッポリ入るくらいの大きさです。

横から見ると、こんな感じです。

鉄アングルを余っていた鋼材で対応した関係で、天面が水平ではない箇所がありますが、けっこう上手く作ることができました。

窯の温度低下について

このピザ窯は、簡単に組み立てられるのが良いところですが、全面が開いているので、温度が低下しやすい構造ではあります。
温度が上がらないと、ピザも美味しく焼けません。

そんな時は、上段の入口を重量ブロックで塞ぐことで、温度低下を回避することができます。ジャストフィットとはいきませんが、だいたいちょうど良いサイズで熱が逃げるのを防止してくれますので、おすすめです。

ピザ窯に火を入れよう

さっそく、完成したピザ窯に火を入れていきます。薪や炭を焚いて、ピザ窯内部の温度を高めていきます。

火をつけた感じですが、ピザ窯が結構大きいので、火をガンガン焚かないと窯の内部の温度が上がりません。

耐火レンガ自体の温度を上げないと、ピザ窯の役目を果たしてくれないので、薪はたくさん用意しておいた方が良いです。また、ピザを投入するタイミングは温度が400℃くらいが適切ですが、ピザ窯の温度を測定するために、温度計があると便利です。

薪を焚いたときの動画がありますので、参考に確認してみて下さい。これから美味しいピザが食べられると考えると、ロマンが広がりますね!

なお薪に家を壊したときに出る廃材は、極力利用しないで下さい。家に使われている木材は、防腐剤が塗られており、煙を介してピザなどの食品に移り、それを食べると健康被害が出る可能性があります。

食材を焼こう

本日は火入れ式ということで、ピザは準備しておりませんでしたが、試しに焼きいもを焼いていました。

けっこう時間がかかりますが、ホクホクで美味しい焼き芋を作ることができました。
ピザ窯内部の温度管理が難しいですが、それもピザ窯の醍醐味。週末が楽しみになりましたよ。

追加であったら便利!

ピザ窯でピザを作る上で、ピザ屋さんのようなツールがあると便利です。
具体的には、ピザ窯の内部に配置してピザを置くためのピザストーンや、ピザ生地をピザストーンに置いたり取り出したりするためのピザサーバーです。また、ピザを切るためのピザカッターや、ピザを取り分けるためのピザピールもあると便利です。
なお、これらをセットにした商品なんかも比較的安価で販売されていますので、チェックしてみて下さい。

まとめ

時間をかけずに、DIYで素人でも簡単に作ることができるピザ窯。庭に作れば週末がとても楽しみになります。簡単に組み立てられるので、邪魔になったら崩したり、移動したりすることも容易です。また、ピザ窯に飽きて不要になったとしても、耐火レンガは花壇などの別の用途に転用できますので、あと腐れもありません。是非皆さんもトライしてみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。ほかの記事も是非読んでみてくださいね!
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