キャンプに行けなくてもキャンプギアを触って過ごす今日この頃…。
今回は,昨年購入したおしゃれ薪ストーブ「stove DD Big」のオーバーホール(清掃)を行っていきたいと思います。今年の冬こそ薪ストーブデビューしようと悩まれている方は,今回の記事を読んで,薪ストーブの面倒なところも認識頂けると思います。
韓国メーカーの薪ストーブ
私が所有する薪ストーブは,韓国のアウトドアメーカー「VICTORY CAMP(ビクトリーキャンプ)」が販売する「Stove DD Big」という薪ストーブです。この薪ストーブは,ガラス部分に林と鹿がデザインカットされているおしゃれストーブなんです。
特に自慢したいのが,夜に使用したときのガラスに映る光景です。
林の中に鹿が映っている綺麗な光景ですよね!
(森林火災のように見えた方は心が汚れています。私には,夕日で綺麗な色に変わった夕焼けのように見えます(嘘)。)
この光景に一目ぼれして,昨年購入しました。この「Stove DD Big」については,下記の記事で詳細に紹介しています。
国産の薪ストーブには無いデザインで,持っている人も少ないため,現時点で冬キャンプのお気に入りギアNo.1の座に君臨しています。
薪ストーブの汚れをチェック!
昨年から今年にかけての冬に大活躍した薪ストーブ君ですが,ススの汚れがひどいです。冬場は4,5回程度使用しましたが,その間,一度もメンテナンスせず…汚れたガラスを少し拭くくらいはやりましたが,基本的に炭の燃えカスを捨てるだけで済ませてしまっていました。なので,ガラス部分がススで真っ黒です。ガラス部分が汚れていると,薪を燃やした時の光景が綺麗に映りません。
こちらは,薪を投入する戸の部分ですが,ちょっと触っただけで手がまっくろくろすけです。
また,粗相をして何かをこぼしてしまったのか…,鉄の部分に黒い跡が付着してしまっています。これも使っていくうちに”良い味”となる汚れなのかもしれませんが,まだ購入して1年目なので気になってしまいます。
一番致命的なところはココです。薪を入れる戸の部分ですが,薪をガンガン炊いているときに,熱に弱い黒い手袋を付けて薪ストーブを触ってしまったため,手袋が溶けて,薪ストーブに付着して固まってしまいました…。
すぐに気づけばよかったのですが,夜の暗いときにやってしまったため,全く気付かず,広範囲で黒くなっています。火傷をしなかったのが不幸中の幸いです。
使っていくうちに味が出る!?
薪ストーブの鉄の部分は,熱を加えるといい感じに酸化して色が付きます。
六角のビスなんかは七色の綺麗な色に変色しています。この色が綺麗に付くと味のあるステキな薪ストーブと言えます。この綺麗な色を無駄にはしたくないのですが,許せないくらいの汚れが見られますので,一旦リセットすべく,オーバーホールすることを決意しました。
オーバーホールとは,機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い,新品時の性能状態に戻す作業のことです。今回,分解できるところは取り外して,綺麗にしていきたいと思います。
オーバーホールしていくっ!
今回,オーバーホールにあたり,頑固な汚れを落とすため,紙やすりや金属みがきを用意しました。
金属みがきは,金属のサビや汚れを簡単に落としてくれる優れものです。一家に一つあると便利です。
さて,薪ストーブの薪を入れる戸の部分の汚れを紙やすりで磨いていきます。せっかく綺麗に色づいたところですが,迷わず磨いていきます。
何度かこすると綺麗になります。
また,戸の部分は,強く力を入れて戸が歪んでガタついてしまう恐れがあるため,取り外して行います。
分解できるのも,この薪ストーブの良いところです。戸のガラスの部分は後で綺麗にします。蝶番の部分も綺麗に磨くことができました。
少し粗い紙やすりでこすったため,磨きキズが見られますが,あまり気にならないため,このままとします。気になる方は紙やすりの番手の大きいもので磨くと綺麗になります。
そこまで汚れが目立たないところは,金属みがきで磨いていきます。サビ防止成分も含まれているため,念のため汚れていない箇所も磨いていきます。
薪ストーブのガラス清掃
戸のガラスの部分はススで真っ黒です。かなり頑固な汚れです。
ここの部分は,用途が違いますが,金属磨きで綺麗にすることができました。
続いて,本体の大きなガラスを綺麗にしていきたいと思います。
ガラスを割らないように,慎重に外すのは大変です。耐熱ガラスでそれなりに強度はありますが,かなり神経を使って取り外しました…。こちらも真っ黒です。
こちらの大きなガラスは,場所を移して,キッチンで洗います。
妻のスネミにバレないようにササっと終わらせたいところ…お湯と金タワシを使って汚れを落とします。ですが,ススが頑固で全然綺麗になりません。キッチンシンクの汚れに強い「カネヨン」を使って何とか落とせました。
後からわかったのですが,薪ストーブのガラス専用のクリーナーがあるようです。結構苦労したので,来年はこのガラスクリーナーで綺麗にしたいと思います。
洗った後,ガラスを確認してみると,細かいススがまだ残っています。ここは,カッターの刃で,滑らすようにそぎ落とすと綺麗になります。
景色が反射するくらいピカピカになりました。
本体は,中の灰を取り除いたら,掃除は終わりです。
付属品も汚れていますが,灰を払う程度で終わりにします。
注意点ですが,この手の製品は水洗いをしてはいけません。水洗いすると,しっかり乾かしたとしても,かなり高い確率でサビます。どうせまた汚れてしまうので,あまり気にしないようにすることが重要です。
最後に元通りに組み立てたら完成です。多少の汚れは残っていますが,綺麗になったと思います。
薪を入れる戸の部分はすっかり酸化した色が落ちてしまいました…次の冬にまた綺麗な色が付いてくれることを願います。今回のオーバーホールはこれにて終了です。
まとめ
オーバーホールしないと,保管の状態によっては,次に使用するときにサビてしまったり,汚れですぐに使えない状態になってしまったりと,良いことがありません。お気に入りのキャンプギアは,オフシーズンもしくはキャンプから帰ってきてすぐに,メンテナンスすることが重要です。大事なキャンプギアを長く使えるようにメンテナンスすると,キャンプギアに愛着が沸きますよー!
冬キャンプで活躍した薪ストーブをオーバーホールしよう! おわりっ!