今回は、前回の記事で紹介したコニファーコーンのバタフライソーをワトコオイルでワックス塗装していきたいと思います。
たまには家の掃除しなければ…でもキャンプギアに対する興味の方が勝ってしまうんですよね…。
バタフライソーのグリップを塗装
コニファーコーンのバタフライソーですが、グリップの部分に「ブラックチェリー」の天然木が使用されています。天然木は、水に塗れると膨張したり、逆に乾燥すると圧縮します。そして、最終的には木材が劣化してヒビや割れが生じてしまいます。この劣化を遅らせるために、ニスやワックスで塗装することが重要です。
バタフライソーには、木材の圧縮・膨張に伴うビスの緩みを確認するため、六角レンチが付属しています。この六角レンチで、木材部分を取り外し、ワトコオイルで塗装していきます。オイル塗装すると、圧縮・膨張が抑えられるだけでなく、木目の色が強調され、美しい仕上がりになりますのでオススメです。
なお、メーカーサイトによると、亜麻仁油でも代用できるみたいです。
確かにオピネルのナイフも、柄の部分に亜麻仁油を塗布すると、木材の保護になりますので、ワックスが無い方は、冷蔵庫に亜麻仁油がないか、探してみましょう。
ワックスを塗っていくっ!
まずはじめに、六角レンチでグリップの天然木を取り外していきます。この時、結構力が要りますので、木の部分を傷つけないように、丁寧に行います。
天然木を全て取り外しました。
よく見ると天然木は、一本一本、寸法が少し異なります。恐らく、全て手作業で手間をかけて作っているためと思います。ビスは小さいので、失くさないように注意します。
次に、ワトコオイルを塗布していきます。ワトコオイルは、複数のカラーがありますが、今回使用するのは、無色のナチュラルになります。上の2本は未塗装、下の2本は塗布済です。
塗料は無色のはずですが、塗布すると木目が強調され、濃い色になります。
ちなみに塗布の方法ですが、穴の部分に塗料を塗るのが難しかったため、そのままオイル缶にドボンです。
たっぷり塗布するのが良いみたいなので、4本ともにドボンです。良い子は真似しないようにしましょう。
塗布後は日陰に乾かします。完全硬化するまで24時間以上乾かす必要があります。
乾燥が終わった状態がこちら↓
スネミが何を言っているのか、はじめは理解できませんでしたが、確かに某ビスケットに似ていますね。
元通りに組み立て
あとは、逆の手順で元通りに組み立てていくだけです。ここでも、天然木に傷をつけないように、注意しながら締め付けていきます。
完成です!天然木の木目が濃くなり、渋くなりました。
オイル塗装すると、なんだか使うのがもったいないくらい愛着が湧いてしまいます…。これでメンテナンス完了です!
まとめ
ワトコオイルは、高級家具にも使用される万能ワックス。キャンプギアのメンテナンスのため、一家に1つあると便利です。また、オイル塗装することで、愛着が湧いてキャンプで使用するのが、より楽しみになりますよー。オススメ!
ワトコオイルでバタフライソーを塗装! おわりっ!