今日は
木材用ワックス「ワトコオイル」について、紹介したいと思います。塗った後の色味も綺麗で、大切な木材製品は必ず塗ることをおすすめします。
ワックスは何のために塗るの?
木材は自然素材のため、何もしないと劣化してしまいます。特に水や熱に弱いため、高温多湿の日本の気候では、すぐにカビが生えたり、腐ったりして、木材の価値を下げてしまいます。
そこで、木材にワックスやニスを塗布することで、木材の表面を保護して、劣化を遅らせてくれます。また、ワックスによって、汚れを保護したり、調湿してくれたり、木材の色味を残してくれたりと性質が違いますので、用途にあったワックスを選ぶ必要があります。
ワトコオイルとは
ワトコオイルは、高級家具にも使用される木材用ワックスです。亜麻仁油を主成分としており、ワックス後は、木目を生かした綺麗な色合いになるにのが特徴です。ワックスを塗布した表面は、約24時間で乾燥し、木材の汚れ防止はもちろん、表面が硬くなることで、キズがつきにくくなります。
なお、オイルの色は8種類あり、塗布する木材の種類によって、若干色味が変わります。
私は、木材の良さが映えるナチュラルを選びました。ワトコオイルは、異なる色を混ぜて使用することもできるようなので、良い色が出ない場合は、自分で色を作るのも良いかもしれません。
【メーカーサイト】
https://www.hoxan.co.jp/watco/products/oil/
塗布していくっ!
早速ですが、ワトコオイルを塗布していきたいと思います。塗布するのは、高級アウトドア家具「イナウト(INOUT)」のスタックボックスです。写真右下になります。ホワイトオークの木材でできています。
イナウトの家具はとてもオシャレ。我が家のキャンプスタイルにマッチして、ラグジュアリーな居住空間を演出してくれます。でも、高いんですよね…。
ワトコオイルは、ハケを使って塗るのが正しい塗り方のようですが、買うのを忘れたため、ボロ雑巾で塗布していきます。ハケは100円均一でも売っていますので、皆さんは横着せずに買いましょう。
雑巾でフタを塞ぐようにして、缶を逆さまにすることで雑巾に染み込ませます。横着ですが、これが一番楽で簡単です。
イナウトのスタックボックスは、経年のためか、元のワックスが剥がれ落ちてしまっています。ここにワックスを馴染ませていきます。やり方は雑巾をゴシゴシ擦って木材に染み込ませるだけです。
塗布する前にサンダーやヤスリで表面を均すとより、ワックスが染み込みやすくなります。塗布後がこちら↓
ワックスが剥がれていた箇所がわからなくなるほど綺麗になりました。
スタックボックスの裏面は、ベニヤ素材でできています。キャンプで使用するときは、地面に直接置く場合もありますので、ワックスを塗布して、保護したいと思います。下の写真は塗布前です。
塗布後が下の写真になります。ワックスの色は無色のナチュラルですが、塗布すると艶が出て木目が協調されます。
次は斧に塗布していきます。斧も柄の部分に塗布すると、綺麗な艶のある木目色になります。但し、斧は使っていくうちに手垢が付いてしまいますので、購入してすぐに塗布することをオススメします。
ワックスを塗布すると、くたびれてきた木材に艶が出て、愛着が湧きますよ。
また嫌われてしまいました…。
気を取り直して、次に食材トレーに塗布していきます。
KEYUCAというメーカーのホワイトオークの木材でできたトレーです。このトレーは、安価なのにとてもオシャレ。家族分購入し、食事の際、愛用しています。
ワトコオイルを塗布すると、木目が強調され、ステキな色合いになります。
塗布した後は、1日乾燥させます。乾燥の際、少し匂いが出ますので、風通しの良い日陰で乾燥させましょう。
まとめ
木製品は、ワックスやニスを定期的に塗布することで、長持ちさせることができます。その中でも、ワトコオイルは高級家具にも使われており、ワックスの中でも高品質なものです。その分、お値段も高いですが、200mlで2平方メートル分、塗布することができますので、大切なキャンプ用品等の木製品をメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。オススメです。
ワトコオイルでアウトドア用品をメンテしよう おわりっ!