

DIY(Do It Yourself)って,お金を掛けずに自分に合ったオリジナルの商品が作れるので,良いですよね!DIYで作ったものは,愛着が沸いて大切に使いたくなってしまいます。メルカリやラクマなどの通販サイトでも,自作の商品が多数売られており,DIYでキャンプギアを作ることは,もはや当たり前の時代です。
薪ストーブの煙突ガードとして陣幕を作ろう
今年,我が家に新たに仲間入りした薪ストーブ ビクトリーキャンプ「Stove DD Big」ですが,燃焼中に煙突部分がかなり高温になり,子供が誤って触ってしまうと火傷の恐れがあり,危ないなぁと感じていました。万が一,顔なんかを火傷してしまったら,一生消えない傷跡が残ってしまう可能性がありますので,細心の注意を図りたいところ…。
そこで,煙突周りを隠す陣幕を作っていきたいと思います。
ビクトリーキャンプ「Stove DD Big」については,以下の記事で詳細を紹介しています。
眺めているだけで最高の気分になれる!おしゃれな薪ストーブ
通常,陣幕はサイトの目隠しに使用したり,風が強いときに火の粉が飛んでしまうのを防ぐために使用しますが,今回は,煙突を触らないようにガードするのが目的です。
製作する陣幕のイメージですが,若干異なりますが,下の写真のように,布に棒を立てて,紐で固定して自立するものを作ろうと思います。
布選び
まずは陣幕の幕に使用する布を選びます。薄い布だとペラペラになってしまうし,難燃の生地を選ばないと火の粉で穴が空いてしまいます。
そこで私は,白の帆布生地(6号)をチョイス!というか,行きつけのホームセンターで厚い生地を探してみたら,これしかありませんでした。本当はもう少し薄い7号か8号がよかったのに…。生地の号数は,数字が小さい方が厚くて重い生地になります。もちろん,厚くて重い方が,たくさんの糸を縫合して作られているため,価格が高いです。
ホームセンターで購入したため,少し値段が高くなってしまいましたが,今から製作する方は,インターネットで購入した方が,豊富な種類の生地から,自分の好きな生地を選べると思います。
生地をカッティング
生地をちょうどいい大きさに切り揃えていきます。
正直なところ,かなり適当な大きさで切り揃えています。製作後の大きさは横93 × 縦65 cmです。同じ大きさで製作される方は,縫い代分を考慮して布を購入して下さい。
布は裁ちばさみで一気に切っていきます。DIYに迷いは禁物です。
切り口処理
ハサミで切り揃えた箇所は,このままだと布がほつれてしまうため,処理を施します。私は,内側に折り曲げて,そこを縫って隠してしまうことにしました。
このとき,内側に折り曲げたところにアイロンをあてて,折り目をつけるのですが,帆布生地は布が厚いため,なかなか折り目がつきません。
そんなときはコレっ!「裁ほう上手 スティック」が便利です。
さっと布に塗って,アイロンをかければ,布同士をくっつけてくれます。布用のノリのようなものです。写真のように折り目をピシッとつけることができました。
「針・糸がなくてもかばんが作れる!」がうたい文句!とても万能ですよ(^_-)-☆
ポール通し部分を縫っていくッ!
陣幕の両端にポールを通す穴を作りたいため,ミシンで縫っていきます。どの部分かわかりづらい場合は,製作品の完成形を確認するとイメージしやすいです。このときも,アイロンを念入りにあてて,折り目をつけて下さい。ミシンで裁縫しやすくなります。
なお,帆布生地をミシンで縫うときは,慎重にゆっくり縫っていきます。生地が厚いため,ミシンのスピードを上げると,生地がズレたりミシンの針が折れたりして,大変危険です。
糸の色は帆布生地と同じ白色にしました。布と同じ色か,近い色にしないと,失敗した箇所や返し縫いの箇所が目立ってしまうため,布と同色系の糸にするのが鉄則です。
紐通しを縫っていくッ!
ロープを通すための紐通しを縫っていきます。紐は,家にあったものからチョイスすることに。…あまり男らしい色がありませんでしたが,最近,我が家のキャンプ用品は,黄色いものが増えてきているため,黄色をチョイスしました。
下の写真のように5ヶ所,ロープを通す紐を縫い合わせました。
縫い合わせ方法は,写真を参考にしてください。
また,センター部分は棒を引っかけられるように,空洞を作っています。また,下の2箇所の紐は,ペグでも固定できるように,一番下の位置に紐を縫い合わせました。
↓こちらはセンター部分の縫い合わせです。
↓こちらは,陣幕の下の部分の紐の縫い合わせです。それぞれ,縫い合わせ位置を参考にして下さい。
そして,最後に両端のポール通しに100円均一で購入した伸縮ポールを差し込めば完成です。
キャンプで使ってみた!
実際にキャンプで使ってみましたが,見た目と安全性は完璧です!ただし,若干,風に対する強度が心配です。
原因は,両端のポールが100円均一のプラスチックポールのためです。この部分も鉄製のポールにして土に埋め込んで固定してしまえば,風に対する強度が上がりそうです。また,ロープの本数を増やして,複数の角度から引っ張って固定してもよさそうです。
ちなみに,陣幕にはnordisk(ノルディスク)のロゴが施されていますが,こちらもDIYでプリントしています。プリント方法は次の記事で紹介しますよ(*´з`)
100円均一の商品でロゴをステンシルプリント!
まとめ
帆布生地って,キャンプシーンにマッチしますよね!布が厚いため,ミシンで裁縫するのに苦労しますが,ナチュラルでおしゃれな印象を与えてくれます。なお,今回製作した陣幕の製作費は,生地+ポール代の2,000円程度しかかかっておらず,お金もかけずに簡単に作ることができました。なにより,オリジナルの商品なので,人とは違うキャンプスタイルを確立できますよ!オススメです。
帆布生地でキャンプの陣幕(目隠し)を作ろう! おわりっ!