ホームセンターって,工具や木材など,DIYを助けてくれるあらゆる商品を取り扱っていますよね!今回,行きつけのホームセンターで,本革の切れ端をなんと55円で発見!この形を見て私はピンときました。
「アレに使えるかも!?」
下記のアソートもかなり安く売られています。切れ端(はぎれ)って使い物にならないから安く売られているんですよね(*´з`)
ナイフの鞘(シース)を作ろう
先日,ツヴィリング J.A. ヘンケルスで購入した切れ味最高のナイフ「雅 -MIYABI-」ですが,キャンプで使うときの持ち運びで悩んでいました。元々,鞘(シース)は付属していないため,キャンプのときは,購入時のケースで持ち運ぶ必要があったからです。
切れ味最高のナイフ「雅 -MIYABI-」については以下の記事で紹介しています。
ツヴィリングのナイフ「雅(MIYABI)」を試してみた!
ナイフって,一度使い始めると,いちいちケースに戻すのは面倒なので,出しっぱなしにしておくことが多いです。小さい子供もいるため,切れ味の良いナイフを入れる鞘(シース)が欲しいと感じていました。でも,ちょうどいい大きさの鞘(シース)は,なかなか売っておらず…。
今回,ホームセンターでちょうどいい革の切れ端(55円)をゲットしたので,切れ味最高のナイフのための鞘(シース)を作っていきたいと思います。
出来上がりイメージ
出来上がりのイメージは,下の写真のように,刃の部分を革に収納できる形の鞘にしようと思います。
鞘から外れないように,外れ留めをどのように設計するかがポイントです。
作り方
(1)革を鞘(シース)の形に切る
はじめに,ナイフの大きさを確認しながら,ハサミで革を切っていきます。
切れ端なので鞘の大きさ分,確保するのが難しいですが,うまく切っていきます。革を折り曲げるとき,革が硬いと苦戦します。このとき,水やお湯につけると,革が柔らかくなり折り曲げやすくなります。
なお,革を水につけると革が劣化してしまうため,本当はよくないです。劣化を気にする方は。革用のオイルを使用して下さい。今回は,55円の切れ端なので,気にせず水につけて柔らかくします。
ここで事件発生です。形を整えていく過程で,革を刃の長さより短く切ってしまいました…。DIYには,失敗が付きものです…あまり気にせず次の工程に進みます。
(2)革を外れ留めの形に切る
次に外れ留めの部分を,切り出します。鞘の身幅(横幅)の一番長い部分より,少し長めに切り出します。
(3)革に縫い穴を開ける
次に,革を縫っていくのですが,100円均一で購入したスエード調の「手芸ひも」で縫うことにします。ちなみに,材料は以上です。
革の切れ端:55円,手芸ひも:110円,材料費合計:165円です。
縫い穴は,外れ留め用の革から開けていきます。キリがあれば,開けやすいです。私は,キリが無かったため,ステンシル用のカッターでグリグリして開けました。
また,本体側の鞘も写真の位置に穴を開けます。なぜ,ここに穴を開けるかは,下の方の完成写真を見て確認してください。
ここで片側のみ,外れ留めの革を手芸ひもで縫い合わせます。
手芸ひもは,ミシン針などを使って,グリグリと穴に押し込むと,通しやすいです。通したひもは,クルッと結んで,外れないようにします。
そして,本体の鞘のほうも,5mm間隔でガシガシ穴を開けていきます。この作業,結構大変です。
(4)縫い合わせる
外れ留めのもう片方も手芸ひもを通して,クルッと結んで外れないようにします。
最後に,手芸ひもを交差させながら,縫っていけば完成です。
小さな穴に手芸ひもがなかなか通らず,最後の縫っていく工程に一番時間を費やしました…。
実際に鞘に入れてみると,ジャストフィット!
スッと入れて,外れ留めでロックします。
材料費200円弱で完成したとは思えない,我ながら素晴らしい出来です。途中,革を切り過ぎて失敗したかと思いましたが,全く問題なさそうです。
まとめ
材料費合計:165円で作ることができましたが,制作に2時間費やしてしまいました。人件費を考えると,買った方が良いと思われる方もいるかもしれませんが,これもDIYの醍醐味!ちょうどいいピッタリなサイズで作るには,やっぱりDIYで自作するのがオススメですよ!
【DIY】自作でナイフの鞘(シース)を作ろう! おわりっ!