今回は,誰でもできちゃう簡単DIYシリーズということで,洗濯機の上の棚板を取り付ける作業を紹介します。簡単な作業ですが,適当に付けてしまうと棚が傾いたり,棚板が重さに耐えられず,外れてしまいますので,私のDIYを参考にして,失敗しない棚作りを行いましょう。
洗濯機の上に棚板を付けよう
今回のDIYのきっかけは,妻から
と要望を受けたためです。要望されてから1年以上放置しておりましたが…。
妻は,いろいろ集めてしまう収集癖があるようで,あらゆる種類の柔軟剤や洗濯洗剤を常備しており,収納場所に困っていました。現状,写真のように洗濯機前の床面にゴチャゴチャ置いており,見た目がよろしくありません…。
洗濯洗剤や柔軟剤の数を減らせばいいのにと思いましたが,口答えしても言い返されてしまうので,やめておきます…。
そこで,洗濯機の上のデッドスペースを有効活用しよう!ということで,ここに棚板を作ることにしました。
洗濯機の上のスペースって,意外に容積があるんですよね。ここに棚板をたくさん設置したら,乾いた洗濯物を一時置きしたり,洗濯洗剤をストックしたり,便利に使えそうです。
ちなみに,市販のランドリーラックの設置も考えたのですが,我が家の洗濯機には洗濯パン(防水パン・水受け台とも言います)が付いており,ランドリーラックの設置が難しかったため,断念しました。最近は,洗濯パンが付いていないお家が普通みたいなので,市販のランドリーラックが置ける場合は,選択肢として考えてもいいかもしれません。結構,おしゃれなものがあります。
材料の購入
洗濯機の上のデッドスペースに,棚板をたくさん付けて収納スペースを増やそう!と思ったのですが,
と妻から却下されてしまったので,今回は棚板を1枚のみ,設置することにしました。
材料は以下です。
(1)棚板
(2)棚受け
(3)ねじ
棚板
棚板は見た目がおしゃれな“アカシアウッド”の集成材を選択しました。色は塗らずに取付けます。集成材は,頑丈で反りが少ないため,棚板におすすめです。
サイズは,91×30×15mmです。加工しなくても良いサイズを選びましょう。加工が必要な場合でも,大きなホームセンターで購入する場合は,有料ですが1カット数十円で加工してくれるところがほとんどですので,活用しましょう。
棚受け
棚受けは,見た目がおしゃれな金色のアルミ棚受けを選びました。棚板の下は影になり暗くなりがちなので,明るい色を選ぶようにしています。
また棚板は,載せる物の重さに耐えられる棚受けを選びましょう。私が購入した棚受けは,耐荷重20kgのものです。
また注意点として,石膏ボードに棚板を取付ける場合は,対応する棚受けを選ぶ必要があります。石膏ボードは,“ねじ”が効かないため,知らずにそのまま取付けてしまうと,使っているうちに棚板が外れてとても危ないです。石膏ボードに対応する棚受けは,石膏ボード用の”アンカー”や”ねじ”が付属していることが多いです。今回は,これをそのまま使用します。
準備工具
棚板設置は,ドライバー1本でも戦えますが,下記の工具があると便利です。
電動ドライバー
各家庭に1つは常備しておきたい電動ドライバー。家庭用コンセントから給電するタイプであれば,数千円で購入できます。
私はリョービの電動ドライバーを使用していますが,これ1つで家のウッドデッキと塀をDIYしました。信頼できる商品です。下穴を開けるために,対応するキリも準備しましょう。
水平器
棚板をピッタリ水平に取付けるために,水平器があると完璧です。
私は,あまり精度にこだわらないため,100円均一で購入した水平器を使用しています。今後,長くDIYする方は,ちゃんとしたもの(JIS規格品)を購入することをおすすめします。
取付け方法
ここから,実際に棚板を取付けていきます。まずはじめに,棚板を設置する位置を決めます。
実際に棚板を固定させて,使いやすい高さや位置を確認します。この作業が意外と重要です。実際に使う人に対して,この高さで良いか,確認しましょう。高さや位置が違った時に怒られなくて済みます…。
次に,石膏ボードを叩いて“ねじ”を取付ける位置に柱があるかを確認します。これを下地探しと言います。
柱(下地)がある場合はゴンゴンと固い音,柱(下地)が無い場合はコンコンと軽い音が返ってきますので,違いを見分けてください。柱(下地)が無い場合は,石膏ボード用のアンカー取付けが必要です。なお,叩く方法ではなく,簡単に下地を探す便利な道具もあります。
棚板の取り付け位置が決まったら,電動ドリルで下穴を開けます。左側の棚受け設置位置は,柱(下地)がありませんでしたので,ここに石膏ボード用のアンカーを設置します。
下穴は,アンカーの太さに合わせて開けます。ギリギリアンカーが通るくらいの穴を開けて,ハンマーなどで叩いてアンカーを入れていきます。
アンカーは,”ねじ”を締めていくと,末広がりとなり石膏ボードに固定される仕組みとなっています。石膏ボードの場合は,このアンカーを絶対に使ってください。使わないとすぐに棚板が外れてしまいます。
アンカーを付けたら,ドライバーで”ねじ”を締めて棚受けを固定していきます。
次に反対側の棚受けを設置するために,水平器で水平を取ります。
知らない方のために説明しますが,水平器は,垂直の2本の線の中央に気泡が来たら水平が取れていることになります。
写真のように,水平が取れている状態で,右側の棚受けを位置決めします。鉛筆などで決めた位置に薄く目印を付けておくと良いです。
そして,右側の棚受けもドライバーで固定します。右側は,柱(下地)があったため,下穴を開けた後,アンカーは使わずに”ねじ”を締めていきます。
これで棚受けの設置は完了です。
あとは,棚板を載せて”ねじ”で棚受けと固定するだけです。
この工程では,下から上の棚板に向けて”ねじ”を締めていくのですが,棚板がズレないように,棚板の上に重いものを載せておくとやりやすいです。私は,棚板の上にキャンプで使用しているダッチオーブンを置いて”ねじ”締めを行いました。
最後に水平を確認して完成です。ピッタリ水平が取れています。
実際に洗濯機洗剤や柔軟剤を載せてみました。特に洗濯機の振動で物がズレ落ちることもなく,使い勝手の良い棚ができました!妻も大満足です。
まとめ
失敗しないコツとしては,事前に設置高さと位置をイメージして,要所要所で確認しながら設置していくことが重要です。誰でも簡単にできる作業ですが,適当にやってしまうと,棚板が斜めになったり,外れてしまったり,見栄えの悪いものになってしまいます。また,DIYを行う上での前提条件ですが,必要な工具をしっかり揃えることも重要ですよ。DIYで,生活をより良いものにしていきましょう!
棚板で洗濯機上に収納棚を作ろう! おわりっ!