冬のタイヤ,みなさんはどうしていますか?
スタッドレスタイヤに履き替える人もいると思いますが,あまり雪が降らない地域に住んでいる人は,スキーが趣味じゃない限りノーマルタイヤのままだと思います。
しかしながら,冬にキャンプや温泉に行く場合,行く先で雪に降られたら,ノーマルタイヤは不安でしかありません。
今年は暖冬で雪が降らないと言われていますが,山間部では例年通り雪が降っていますので,備えておいた方が安心です。
タイヤチェーンを買う!
スタッドレスタイヤとタイヤチェーン,いずれを選択するか迷うところですが,我が家には,夏の間タイヤを保管しておくスペースがありません。冬もあまり雪が降らない地域に住んでいるため,スタッドレスタイヤではなく,タイヤチェーンの方が適していると考え,購入することにしました。
タイヤチェーンは2種類
タイヤチェーンは大きく2種類あります。金属製のチェーンとゴム製のチェーンです。金属製のチェーンは安いのですが,錆びやすく,タイヤホイールにキズを付けてしまうなど,私にとってあまり良い印象がありません。
一方近年,主流となってきているゴム製のチェーンは,道路との接地面に金属のピンがついており,それがスパイクとなって雪や凍った路面でも滑らない仕組みです。非金属チェーンともいいます。ゴム製は,タイヤホイールにキズを付けにくい点がメリットですが,製品によってはゴムが硬く,タイヤに取り付けるのが難しい場合があります。また,値段はピンキリで国内メーカーの信頼できる製品はとても高価です。
私は年に1回,使うか,使わないかの使用頻度で,保険として車に搭載しておきたい感じなので,高価なチェーンを買いたくはありません。そこで,アマゾンや楽天で調べてみると,中華製で安価な怪しい製品が売られているではありませんか!
購入者の評価をみると,あまり悪い評価は書かれていない模様…。ここは人柱となったつもりで、安価な中華製チェーンを買ってみよう!というのが購入のきっかけです。
買う前にタイヤのサイズを調べよう
タイヤにはサイズがあります。タイヤのサイズにあったタイヤチェーンを買わないといけません。タイヤのサイズは,タイヤの側面に記載があります。写真の例だと,205/60R16というサイズになります。必ずタイヤサイズに適合したチェーンじゃないと使用できません。
取り付けていくっ!
我が家の愛車,ステップワゴンに取り付けていきます。チェーンは前輪駆動の車は前のタイヤ,後輪駆動のクルマは後ろのタイヤに取り付ける必要があります。ステップワゴンは,前輪駆動式なので前のタイヤに付けていきます。
私が購入したのは,12月初旬でしたが,約6000円弱の価格でした。この価格が2月初旬の現在,半額近い価格に値下げされていて,かなり安価です。
購入したタイヤチェーンは,黒いボストンバッグに入って送られてきます。
あまり綺麗なバッグではありませんが,夏の間収納しておくには,ちょうどいい感じです。マジックで商品型式を示すF8という文字が手書きされていました。
バッグを開けるとチェーンのほかに,付属品が入っていました。
チェーンをロックするT字の治具と,軍手,車用のUSBチャージャーです。USBチャージャーは100円均一で売ってそうなものでオマケで付いていました。
次にチェーンを広げてみました。
チェーンは,赤いロープの方をタイヤの内側に固定し,タイヤに巻き付けたゴムのチェーンを,赤いロック機構の部分で締め付けて固定する構造です。車を移動することなく,取り付けることができます。ジャッキアップも不要です。
ゴムには,金属のスパイクが複数付いて,滑り止めの役割を果たしてくれます。安い割には,たくさんのスパイクが付いています。
いざ、チェーンをタイヤに取り付けです。チェーンをタイヤに巻き付けて,タイヤの内側で赤いロープを取り付けます。
タイヤとボディのクリアランスが小さいので,かなりやりづらいです。でもこれは,国内メーカーでも同様のことがいえると思います。
またこの時,チェーンのスパイクの部分を車のボディにこすらないように,慎重に取り回しを行う必要があります。スパイク部分は,金属で少し尖っていますので,こすると簡単にキズが付いてしまいます。
内側のロープを取り付けたら,ゴムの部分を引っ張って,形を整えます。ここでしっかり引っ張らないと,最後のロックがしっかりできません。
最後にT字のハンドル治具を赤い樹脂の部分に差し込んで,グリッと回して固定します。この固定の際,樹脂の部分が少し弱いような気がしました。経年により,樹脂が劣化してしまうのではないかと心配です。
ひとまず,設置完了です。慣れないので,15分くらいかかりました…。
うーん。どうでしょう。はっきり言って,取り付けがへたくそです。なんだか,走っているうちに緩くなってきそうです。下の部分に調整用のゴム穴がありますので,緩くなったらここで調整するようです。
なおこの後,反対側のタイヤにも設置し,綺麗に取り付けることができました(*´з`)製品が悪いわけではなく,取り付けのスキルに問題がありそうです。あと2,3回練習せねば…。
また少し走ってみましたが,上の写真でタイヤの下の部分にあたる箇所が大きく空いており,「ゴトン,ゴトン」と走るたびに振動が伝わり,乗り心地が悪いです。うまく取り付ければそんなことは無いのかもしれませんが,ちょっと気になるところです…。
まとめ
今回,安価なタイヤチェーンを買ってみましたが,製品の強度が少し心配なのと,乗り心地が良くない点意外は,国内メーカーとあまり変わらないのではないでしょうか。3シーズンくらいは問題なく使用できそうです。結論として,中華製タイヤチェーンは「アリ」だと思います。
今年は暖冬のため,先日那須へ旅行に行った際も使用することができず,まだ活躍していませんが,これから冬キャンプの予定があるため,ガンガン使っていきたいと思います。
気づいた点があれば,こちらに追記しますねっ!
安価な中華製タイヤチェーン 買ってみた! おわりっ!